エプロン通信
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[Vol.031] 古事記 日本のルーツを探る
2012/11/17 03:13

[Vol.031]
編纂1300年
古事記 日本のルーツを探る


 「12〜13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」――20世紀を代表する歴史学者アーノルド・J・トインビーはこのような言葉を遺しました。日本にも1300年の時を超え語り継がれてきた物語があります。神々の織りなす、日本の始まりの物語『古事記』です。

 古事記は奈良時代の初めに編纂された日本最古の歴史書です。前半ではイザナギ・イザナミの国生みやスサノオのヤマタノオロチ退治など聞き覚えのある神話が続き、国譲りから天孫降臨を経て、後半の天皇の治世へと展開されます。古事記で語られる神話や歴史には、独自の風土から養われた自然観、現代に続く慣習、地名の起こり、歌謡・祭祀・芸能などの日本文化全般に関する記述も多く含まれています。

 海外では民族のルーツを学ぶために神話や歴史の授業をとても大事にしています。しかし、現在の日本では神話を学ぶ機会はほとんどありません。そこには、戦後のGHQによる政策が絡んでいます。長年培われた日本人の精神的な繋がりを断ち切るため、GHQは神道・皇室の伝統・日本の歴史教育を全面否定する「神道指令」を発布しました。国際法では違反となるこの指令により、修身・国史・地理科の教科書や日本を讃えるような書物は中国の焚書坑儒のように抹消され、古事記も「歴史的事実ではない」「天皇家のための作り話だ」と否定されました。そうして、日本民族の物語である神話も、過去の栄光を伝える英雄たちの逸話も、学校では教えなくなったのです。

 2000年4月、古事記においても重要な要素である出雲大社の境内から巨大な柱が出土し、それまで架空の話とされてきた「出雲大社は東大寺を超える超巨大建造物だった」という言い伝えが一気に現実味を帯びてきました。日本を軽視する教育や報道が続く一方、近年「日本のことを知ろう」という気運が高まっています。古事記を読み進めることは、日本人が何を思い、どう生きてきたのかを知る第一歩です。国際化が叫ばれる今こそ、日本人としての軸をしっかりと見つめなおしてみませんか?


【憂川柳】 八百万の 神が日本を 守ってる (ペンネーム お天道さまが見ているよ)

【検索ワード】 日本の神話 神社庁


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